Black Gold



「お疲れ様。」

「あぁ、お疲れ」

色鮮やかな会場を呆然と眺めていると
藍生が隣に腰を下ろした

さっきまで会場満員だった残り香など
どこにも感じさせないほど、
今は後片付けをしているスタッフ以外
どこにも人気は無い。