激しい光と共に冷たい風が頬を撫でる 病室は個室で、真っ白な空間に 大きな窓が全て開けっ放しにされていた カーテンが今にもはずれそうな勢いで 音を立てながら靡いている 窓側に沿って置かれた台には 小さな花瓶に活けられた 名前も知らない花が見えた