駆け寄って触れると、
濡れた服越しにでも分かる位に
体は冷え切って、震えていた

「…大丈夫か!?」

「……う、…苦、しい…」

「苦しい!?どうしよ…えっと…っ」

誰かを呼ぼうと膝を突いた時、
ふいに骨々しい手に拒まれる