Black Gold




何とか砂槻を連れて会計を終える。

出口扉を開けると、鈴の音と共に
ひんやりとした空気が肌に触れた

「…―なんだ、雨降ってんじゃん」

どうしようかと立ち尽くして居ると、
店の向かい側の道路に
タクシーが横付けされていた

…さすが。
 那浪が呼んでおいてくれてたっぽいな