次の日--

あたしはひろを家の前で待っていた。

時計をみる。

7時55分。

いつも7時50分に迎えに来る。

遅刻なんてしたこともない。

「やっぱ、こなかったか。」

「きたよ。」

え?

「おはよ。」

友哉?!

「お、おはよう。」

「柚歌~~!」

後ろから声がする。

「アエリ!」

アエリが走ってきた。