あたしたちは屋上をでた。 まだ授業中の教室前の廊下を歩く。 「お前、静かに歩けねえのかよ!」 「歩いてるよ! 友哉こそ、かかと引きずらないでよ。」 「引きずってねえから。」 なんて会話をしながら通る。 校門もなんとか通過! 「どこいきたい~?」 「バスケ。」 「え?」 「川んとこで友哉とバスケがしたい。」 「わかった。でも、ボールがない!」 「体育館からとってくるよ!」 あたしは体育館に向かって走った。