「ゆず・・・か?」 友哉が顔を後ろに向けながら言う。 「もうちょっと、もうちょっとだけ このままで・・いさせて?」 「うん。」 結局あたしたちは1時間目をさぼった。 「またサボっちゃったね~ おれ、卒業できるかな??」 「ごめんね。あたしのせいで。」 「いーよ、柚歌といんの楽だから。」 あたしたちは屋上のベンチに腰をかけた。 「ねーね!」 「なに?」 「今日は1日さぼらねえ?」 空を見ながら友哉がいう。 なんか、楽しそうかも。 「いいよ!!」