車を飛ばして、やっと家に帰れた。

「ただいま」

「おかえり」

走って迎えてくれる優太と美優。

「もう、大丈夫なのか?」

「うん 俺ちゃんと薬飲んだから」

「えらいな」

頭を撫でてやると、嬉しそうに笑う優太。

「美優も、看病お疲れ」

優太と同じように、頭を撫でると美優からも同じ反応が返ってくる。

でも、そこがかわいい。

「拓斗も、お仕事お疲れ様 ご飯、食べよっか」

「ああ」

「パパ抱っこ」

「おいで」

甘えてくる優太が可愛い。

俺は、いつからこんな親バカになったんだろう。

まぁ、どうでもいいや。

俺は親バカなんだ。

「今日は何?」

「今日は、ホワイトシチュー」

「美味そうだな」

「はい、これ拓斗」

「ああ」

「優太~」

「は~い」

「これ、優太」