「多分、ただの風邪だろう」

「どうする?」

「ん~やっぱり飯の事考えると美優が残るか?」

「あたしは、どっちでもいいけど・・・」

「じゃあ、美優が残って俺は病院に行く」

「じゃあ、お弁当とおかゆ作ってくる」

「わかった 俺は、用意してくる」

とりあえず、あたしはお弁当を作ることにして・・・

いつもいつもご飯には気をつけるようにしている。

頑張って仕事してくれてる拓斗に元気いっぱいの優太にちゃんと栄養が取れてちゃんと美味しいのを食べて欲しいから。




「できた?」

「うん」

「じゃあ、行ってくる」

「うん」

「いってらっしゃい」

「いってらっんっ・・・」

不意打ちの深いキス。

「んぁっ・・・」

「じゃあ、行ってくる 何かあったら、連絡して来いよ?」

「うん ありがと」

「じゃあな」

チュッと軽いキスを最後にして、拓斗は行った。