「マジかよ!?」

「マジかよ!?」


驚いた声が、つぎつぎと聞こえてくる。

「?なんで?」

「あんた、分かってないの?」

高校で一番仲良しだった凛花が聞いてくる。

「うん」

「男はほとんど、あんたに会うために来たのよ」

「あたし!?」

「うん」

「あたしに会って、得するの?」

「まぁね  みんな、同窓会でよくある再開して恋に発展・・・みたいな考えしてたんじゃないの?」

「誰と?」

「あんたとよ!!」

「あたし!?  でも、結婚してるし・・・」

「だからがっかりしてるの!!」

「へぇ~」

「相変わらず直ってないな」

「へ?」

後ろから、いきなり話しかけられる。

なんと南君だった。

「南君!!」

「久し振り」

「久し振り 南君かっこよくなったね」

「そう?」

「うん!!」

「そういえば、何年ぶりだろうな」

「そだね」

「萩原は、何か色気が出てきたな」

「いっ色気!?」

「ああ」