なんか、むかついてきた。

「美優」

「あっ拓斗!!」

「帰ろうか?」

「うん じゃあ、チョコありがとうね?」

「はい」

そう言って、奴から離れた。

「どうしたの?早いじゃん」

「美優、今日何の日か分かってる?」

「・・・ホワイトデー?」

「そうだけど、何で疑問系なんだよ?」

「だって・・・」

「まぁ、いいけど っで、美優の為に早く帰ろうとしてたの」

「ありがとう!!」

2人で、駐車場に向かう。

「なぁ、あいつが何で美優にだけ特別にあげたか分かるか?」

「?何で?」

「お前が好きだからだよ」

「嘘!?」

「嘘じゃねぇよ わかるだろ見てて」

「わかんないよ」

「まぁ、美優は鈍感だからな」

「鈍感じゃないのに」

「いや、鈍感だろ」

「も~」