「俺もな、ずっとママに恋してるんだ」

拓斗が変な事言うから、赤くなるあたしの顔。

「ママ、熱あるの? 顔真っ赤だよ?」

「なっないよ!! 大丈夫だから!!」

慌てるあたしの横で、クスクス笑う拓斗。

恥ずかしいじゃん。

「ママは?俺に恋してるの?」

「してるよ!!ずっと\\\」

「クスクスクス」

そんなあたし達を、じぃっとみる優太。

「俺も、ずっと菜美に恋する」

誓うように宣言する優太。

まだ、幼いけど少しだけ凛々しく見えた。

いつの間にこんなに、成長したんだろう。

「おう 男なら死ぬまで思い続けろ」

「ああ」



「優太に熱く語ってたね?」

「ああ 優太には、俺みたいになって欲しくないからな」

「拓斗の初恋は?」

「美優とであった時」

「よかった」

「ん?」

「あたしの前に、好きな人が居たって知ったらちょっとショックだもん」

「ちょっと?」

「ううん めちゃくちゃ」