「でも、そうじゃないの?」

「Mじゃないもん」

「でも、いじりがいあるし」

「ううっ~~!!」

話してると、何時の間にか赤信号で止まっていた。

チュッと唇が奪われた。

「可愛すぎるから、キスしちまった」

「可愛い\\\」

「ああ」

車が走り出して、前を見ながら話す拓斗。

運転するその横顔がかっこいい。

好きって気付いてから、結構経つのにキュンキュンしてしまう。

「ん?見惚れてんの?」

「\\\見惚れてないもん!!」

「素直に認めろって」

「素直だもん」

「いいよ 夜たっぷり苛めてやる」

「やだ!!」

「ガキかよ」

「ママだし!!」

「いや、でも2人っきりの時はガキだよな」

「いつか、大人になってなって言わせる!!」

そうして、この夏から大人になろう作戦が始まった。

って言うかこんなこと考える事事態、成長してないかも。