「絶対、覚えとかないから」

「いい度胸じゃん 苛めてやるから」

「うっ・・・」

「苛めて欲しくなかったら、今すぐ俺にキス」

「っ・・・わかった 目、瞑って?」

「ん」


みたいないつもの日常。


ところが今日、事件が起こった。

書類を、読みながら歩いていると・・・

どんっ!!

「きゃっ」

「うわっ」

男の人の上に倒れてしまった。

しかも、胸元が温かい。

??

恐る恐る見ると、男の人の顔がある。

すぐに、どいた。

ナース服を見ると、胸元が真っ赤。

「血?」

「あっすいません!!鼻血が・・・」

「それより、君、大丈夫? そんなに強く打った?」

「いえっ・・・あの・・」