拓斗が居ない時は、あたしがする。



「優太保育園行くよ?」

「うん!!」

優太を保育園に届けてから、病院に向かった。

拓斗が寝ている最上階へ行くと、もう起きて顔を洗っていた。

「おはよう」

「おはよう」

いつもどおりに、おはようのキスをする。

いつもは軽いキスなのに・・・

昨日の夜、離れてたからかな・・・?

「んぁっ・・・」

やっと、開放してもらえた。

「優太は?何か無かったか?」

「うん 無かったよ」

「よかった」

そう言って、あたしの額や、こめかみ、頬と、順にキスが降りていく。

かぷって耳が、甘噛みされた。

「ひゃんっ・・」

「可愛い」

「ここ病院だってば!!」

「絶対、人来ないし」

「でも、仕事行かなくちゃ!!」

「今日の夜、覚えとけよ?」