「うん。心配してくれてありがとう。」



私がにっこりと笑うと凜は呟いた。



「オレを好きになればいいのに。」



・・・何言ってんだか。


「ばーか。本気にするぞ?」



「オレは、それでもっ・・・」



「あー、のど乾いたっ」



「・・・真衣の好きなオレンジジュース・・・あるけど、飲む?」



「ん。飲む!」