・・・びっくりして何も言えなかった。

そんな思音に優真は笑って。

「返事は、待つよ。」

そう言った。

こんなこと、初めて。

思音は、自分が好きになった人以外とは付き合いたくない。

だから今まで告白してきてくれた男の子は全員ふってた。

優真のことは好きじゃない。

・・・凜くんにふられたばっかりだったし。

普通だったら断ってたはず。

なのに・・・。

何も、言えなかったの・・・・。

それは、やっぱり優真だったからかな?

自分の気持ちがわかんない。

「・・・ふぅ・・。」

自分の部屋でリンゴジュースをのみながら、優真のことを考える。