好きだって気持ちに気付いてから、私は目で一輝の姿を追うようになっていた。 一輝は頭が良かったから、わからないところは一輝に聞いたりした。 最初は名字で呼んでいた名前もいつの間にか下の名前を呼び捨てしていた。 そのうちにクラスの全員に噂が回ったんだ。