「……そうですか。
安心しました。ちなみに私も、男らしくて、もっと大人な人が好きなので。
私達、全然合わないですね。」
夏帆は不適な笑みを浮かべた。
蒼介もそれに応えるかのようにニッコリと微笑んだ。
二人の大人気ないやり取りを見ていた誠が、生徒の喧嘩を止めるかのように「パンパンッ」と手を叩いた。
「と……取り合えず和解って事で、飲み直そうか…?」
「そうですよ!、新嶋さんも夏帆も、ほら…せっかくこんなにお酒買ってきたのに………って、あれ……?」
綾はテーブルの上を見て呆然とした。
「遥さん………。ペース早っ……」
