「璃子は俺が家に来いって言った時、全然来る気なかったんだよ。俺がおまえの兄貴だって言ったら、あいつ、ついて来たよ」 「最初っから、夏季の事は信用してたって事だろ?」 「…そっかぁ…そうだったんだ…えへへっ…」 夏季は笑いながら泣いていた。 俺は夏季の頭を撫でた。