旅行も終わり、また私達はいつも通り慌ただしい毎日を過ごしていた。


昼間は学校。


夜は夏季と夕飯の支度。


冬矢くんは毎日夜もバイト。


冬矢くんは、お母さんの入院費はもう必要ないけど、私達の為にバイトを減らす気はない……と言っていた。


私は夏季に料理を色々と教わり、ずいぶん作れるようになった。


冬矢くんの一番好きな肉じゃがが得意料理となっていた。


冬矢くんが一番美味しいって言ってくれたから…



そんな変わらない毎日だった−…