俺はある朝



原付のエンジンをかけ走り出した。



もっと




早く行くべきだった。



母ちゃんが死んだ事で、悲しみに押し潰されそうだった俺達の心も、少しずつ落ち着きを取り戻していた。




そうゆう今だから




俺は行かなきゃいけない。