「紘君が嫌がることしたくないから、あたし倉庫行きたくない」


「えっ?」

空がなんで?って顔をしてる


「紘君の大切な場所を取りたくない」


「お前…なんなんだよ」


紘君の声は小さかったけどあたしにはちゃんと届いた


「あたしは…なんなんだろうね。ニコッ」



「わけわかんねーよ!!!!!!」




紘君はそういって走りさってしまった




「あーあ。紘行っちゃった。」
空君はつまんなそうに呟いた



走り去った紘君はなんだかとても寂しそうだった