V系メンズに恋してる

啓太さんは勢いよくリビングに入ってきた。
リビンクに入るなり私を直視している。


とりあえず挨拶しなきゃ。

『こ、こんばんは…』


『初めまして〜。Mirageのドラム担当Keitaでーっす!何ちゃんって言うの?』

『あ、梓です…』


『梓ちゃんかぁ!可愛い名前だね〜』


啓太さんは私に握手を求めてきた。


『おい啓太。梓に気安く触んな。梓が汚れる』


麗は腕組みをしながら啓太さんを睨んだ。
私はまだ睨まれた事がないけど凄く恐い。


『ほ〜う、その様子じゃ梓ちゃんの事マジみたいっすね』


な、何を言い出すんですか啓太さん…。