V系メンズに恋してる

麗はサングラスをかけ車を走らせた。


『ありがとな。昨日、梓が途中でいなくなった時はマジで焦った』


『麗も焦る事…あるんだ』

『俺だって人の子だしな。でもあんだけ焦ったのは久々だった』


『ごめんね…』


『電話しても出ないから事件に巻き込まれてないかとかスゲー心配だったし。梓って悪い方への思い込み激しいタイプだろ?』


『うん。マイナスに考えちゃう』


『今度から不安な事があったら何でも話してな?職業柄不安にさせること多いし』