『最近DVD借りてないなぁ。私もそれ観たいな。タイトル教えて〜』


ゲッ!そこまで食い付いてくると思わなかったよ〜。

『あれ…何だっけなぁ。さっきまで覚えてたんだけど…。思い出したら教えますね〜』


『え〜。忘れちゃったの?。思い出したら教えてね』

真紀さんは店の鍵を開けてくれてお店に入った。


『真紀さん、お伝えしたい事があるんですけど…』


『何!?辞めるとか言わないでね〜』


真紀さんが悲しそうな顔をする。


『えっ。あ、違います。逆にクビって言われちゃうかもしれないです』