『もういいの?邪魔しちゃってごめんね』


『全然邪魔じゃないよ。曲が全然浮かばない日にダラダラやっても良い曲できないからさ。タバコ吸っていい?』


『うん。気にしないで吸って。作曲って凄く難しそう…。Mirageの曲は麗が作曲してるの?』


『俺だけじゃないよ。他のメンバーも作ってる』

麗はタバコに火を付け一口吸った。


『Mirageの事あまり知らなくてゴメンね。明日CD買って一から勉強するね』


タバコをふかしながら麗は笑った。


『無理して聴かなくていいよ』


『無理してないよ。ただ麗の事が知りたいだけだもん』


私はムキになって言った。