V系メンズに恋してる

『う、うん。男の人と付き合った事もないし、至らない所も沢山あると思うけどこれからよろしくね』


麗は優しく微笑み私の頭を撫でた。


『恋愛経験が多くても恋愛が上手くいくとは限らないもんよ。そのままの梓でいいじゃん』


『うん。ありがと』


色々あったせいで部屋を見渡す余裕なんてなかったけど、寝室は黒と白を基調にしたシックな部屋で綺麗に片付けられている。
家具も見た感じで高そうなのが分かる。

部屋はあと何部屋あるんだろう?


『梓、明日バイトならそろそろシャワー浴びれば?』