V系メンズに恋してる

麗は私の頭を優しく撫でた。


『俺が色々と教えてあげるから』


『…はい』


『おっ。やけに素直じゃん』


『迷惑をかけたくないので…』


『迷惑なんて思ってないし。逆に可愛い寝顔を見られて満足よ』


麗はウインクをして笑った。


『麗、明日バイトだし、私そろそろ帰らなくちゃ…』

『嫌だ。今日は泊まっていきなよ。明日のバイトまでには送るよ』


『でもパジャマとかないし…男の人の家に泊まるのは…』


『彼氏だし問題ないじゃん。パジャマは無いけど部屋着貸すし』