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額の冷たい感触に気付き、そっと目を開けた。
ここは…寝室?


『大丈夫か!?』


麗が心配そうに私を見ている。
私の額には冷たいタオルが乗っていた。


『私…何でベットに…?』

『キスした後、倒れたんだよ』


『えっ!?ウソッ。ごめんなさい』


『キスの時、息してなかっただろ?』


『はい…。あの〜、キスの時って息していいんですか?』


『良いに決まってるでしょ!息しなかったらキスする度、酸欠でぶっ倒れるだろ!』


『でもどうやって…』


『口塞がってんだから鼻でするしかないだろ…』


『知らなかったです…』


布団を顔半分まで被った。