『全部!…って言っても納得しないと思うから噛み砕いて言うと、綺麗な長い黒髪に黒目がちなパッチリな瞳とプクッと厚すぎない唇!』
『口に出して言われると恥ずかしいですね…』
『言えっていったの梓ちゃんじゃん。俺、梓ちゃんの顔も好きだけど顔だけで付き合おうって言ってる訳じゃないから』
『この短時間に顔以外の私の何を知ったのでしょう?』
『しっかりしてるんだけど抜けてて純粋なトコ。俺、人見る目結構あんの』
『それが私の計算だったとしたら?』
麗はクスッと笑った。
『小悪魔演じるなよ。バレバレ』
私はまた赤くなってしまった。
『逆に長く観察すると見えなくなってくる部分って多いんだ。俺の場合。だから直感を信じるタイプ』
『口に出して言われると恥ずかしいですね…』
『言えっていったの梓ちゃんじゃん。俺、梓ちゃんの顔も好きだけど顔だけで付き合おうって言ってる訳じゃないから』
『この短時間に顔以外の私の何を知ったのでしょう?』
『しっかりしてるんだけど抜けてて純粋なトコ。俺、人見る目結構あんの』
『それが私の計算だったとしたら?』
麗はクスッと笑った。
『小悪魔演じるなよ。バレバレ』
私はまた赤くなってしまった。
『逆に長く観察すると見えなくなってくる部分って多いんだ。俺の場合。だから直感を信じるタイプ』
