V系メンズに恋してる

『何年だっていいじゃないですか。真嶋さんには関係…』


『麗でいいよ。真嶋さんって何か他人行儀だし皆から麗って言われてるから』


『麗さん…でいいですか？』


『ダーメ。麗！さん付けしたら次から罰ゲームだかんね』


そんな話をしてる内に食事が運ばれてきた。

麗は手慣れた感じで取り皿に分けてくれた。


『いただきます…凄く美味しいッ』


『良かった。美味そうに食べてくれて』


『こんな美味しいパスタ初めてです』


『そうやって美味しそうに食べてくれると嬉しいよ』

『緊張するのであんまり見ないで下さい』


『そう言われると見たくなるんだよね〜』


麗は白ワインを片手に悪戯っぽく笑う。
それが凄く様になっている。