V系メンズに恋してる

私は緊張のあまり何を注文していいか分からずにいた。


真嶋 麗はそれを察してくれたのか嫌いな食べ物がないかを聞いて慣れた感じで店員を呼び注文をした。


その後、先に飲み物が運ばれてきた。

真嶋 麗は白ワインを片手に私を見つめている。

見つめられる程、顔が熱くなる。
私はオレンジジュースを飲む事だけに意識を集中させた。


『梓ちゃん男慣れしてないでしょ？』


『な、何ですか突然！』


『だって初々しくて可愛いんだもん』


『悪かったですねッ。彼氏いない歴…』


ヤバッ。自分で墓穴掘るような事言っちゃダメだよ〜。


『何年なの？』


頬杖をつきながらニッコリ笑ってるし。