「私はコウの父親によって作られたんだ」



「父親?」


「またコウが変なこと言ったのか…


私はずっとコウのお守りをしていたんだ」



だからユナとコウは似ているんだ…




「コウは何て言っていたんだ?」



「…ユナを返せって」



するとユナは溜め息をついた




「コウは私から離れるべきだ」






そういう話をしているとユナの手当てが終わった






「出来たよ」


「…あぁ」



そう言うとユナはオレンジジュースを飲んだ




「…廉太、私から離れるなよ


約束なんだからな」





「うん…」






きっとこの気持ちは…







こうして体育祭が終わった