体育館のすぐ側には下駄箱があって、その先に教室がある校舎がある。


私はとりあえず、下駄箱に足を踏み入れた。


やはり同じような事を考えている人がいるらしく、下駄箱にはすでに数人の人がいた。


私は他の人と同じように、下駄箱をあさってみた。


しかし、やはり下駄箱は下駄箱。


靴以外何も...。


「...あ。」


何も無いと思った下駄箱で丁度良い武器を私は見つけた。


傘、だ。


私は傘立てをあさり始めた。


すると、鉄製の白くて長い傘を見つけた。


『これにしよう...。』


私は傘を抱き抱え、下駄箱を出た。