げーむ

委員長がポカンとしている。


自分の委員長という責任を重視しすぎて、人間の本質を忘れてしまっていたのだろう。


「生き...たい?」


「そう。生きたい」


委員長の目が更に大きくなった。


「そう...か。これが終わった後のことではなく...今を生きたい...と?」


「うん。そう」


私が間髪いれずに答えると、委員長がそうか、と呟いた。


「委員長は...少し先を見すぎたんだよ」


私は必死に言葉を繋いだ。


さっき、委員長の叫び声を聞いて、悲鳴というのは決して心地いいものではないと思った。


もう誰かの、親しい誰かの悲鳴なんて聞きたくない。