げーむ

「ならば、仕方ないだろう?」


「仕方ないって...」


私の言葉が終わる前に委員長はまた攻撃を始める。


悪いと思っていても、傘は自然と防御の為に力を持ち出す。


少し間合いをとった委員長が回し蹴りをしてきた。


とっさに、傘をバットのように持ち替えて近づいてきた足を...。


ガキッ


「ぁああッ!!!」


委員長の苦しむ声が聞こえて、あぁ、折れたな、と理解する。


「や、やるな...」


委員長が少し後ろにひく。


足1本の自由を奪われても委員長は倒れない。


さすが委員長ということか。


「委員長こそ」


心からの尊敬の意をこめて私は言った。


委員長はそれを感じ取ってくれたのかニヤリと笑った。