げーむ

確か護身術とか委員長は言っていたが、委員長の強さは半端ではなかった。


早すぎるパンチと、絶大の威力のキックは、脅威となっていた。


武器をもっている私の方が有利なはずなのに、私は押されていた。


「...っ」


「ハッ!!」


今のところ私は攻撃らしい攻撃をしていない。


やはり生身の人間に対しては無意識に躊躇してしまっているのだろうか。


そんな呑気な考えも委員長の蹴りによって吹き飛んでしまう。


...金属製の傘に蹴りをして足が痛くないのだろうか。


チラッと委員長の足をみる。


その途端に私は目を見開いてしまった。


委員長の足は腫上がってしまっていたのだ。


薄いニーハイの上からでも分かる位に赤くなっている。


もしかしたら骨にひびでも入っているんじゃないだろうか。


「委員長ッ!!その足ッ!!大丈夫なの!?」


委員長は顔を動かさず視線だけを自らの足に落とす。


「あぁ...その傘、金属製なのか?」


「うん...」