げーむ

「何?」


「...」


委員長はずっと下を向いている。


そして決心したように私に向き直る。


「私は、百合くんを殺す。殺して次に進む」


「!!」


まさかそんな真っ直ぐに「殺す」と言われるとは思わなかった。


「私は...委員長として、この先に進み、この制度の正当化を止めさせる」


「うん...」


「偉大なる正義には...小さな犠牲が必要と、昔から言うだろう?」


委員長のメガネの奥の瞳が濁っている。


さっきまでは、皆と笑い合ってた時は、あんなに澄んでいたのに。


「百合くんにはその小さな犠牲となってもらいたい」


「...ずいぶんストレートだね」


まぁ委員長のそんな所も嫌いではないが。