げーむ

その綾瀬が私に問いてきた。


「ね、あの2人とは話したけど、あっちの男子とはまだ話してないんだ。話しにいこーよ」


「あっちの男子って...梅くんと佐藤くんのこと?」


「うん。梅は普段から大人しいけどさ、佐藤くんはいつもと何か感じが違うでしょ?」


確かに佐藤くんはいつもと違う。


「なら...行ってみよっか」


「よし!れっつごー!」


綾瀬が私の手を引き、まずは佐藤くんの所に行った。


「佐藤くん」


「...誰だ」


佐藤くんが顔を上げずに言う。


「あーえっと、綾瀬だよ。綾瀬稔」


「美崎。美崎百合。...具合でも悪いの?」


私が佐藤くんの肩に手をかける。