げーむ

『俺...約束したんだ』


『ぁあ?』


『教室での俺の相手、知らないだろ?...俺の一番の友達だったんだ』


『...』


『俺はそいつと約束したんだ。こんな制度、絶対廃止させてやるって...な!!』


「この制度の...廃止?」


私が問うと、光希は頷いた。


任せて、絶対に。そこまで言いかけた時、扉は閉ざされてしまった。


扉が閉まる前に見た光希は、顔に笑みを浮かべていた。


私はその場に座り込んでしまった。


今の私には、何の気力も残っていない。


「ほら、立って下さい」


そんな事言われても...。


「...田中光希がどうなっても良いと?」


「!!?」


振り返ると、先生はズボンのポケットからトランシーバーを出した。


「これが、田中光希の安否を握っているとしたら?立てますか?」


「...っ」


先生が何をするつもりかは分からない。


だが、今。私が選択を誤ったら...。