げーむ

木刀で攻撃と防御を繰り返しながら、光希は話を止めない。


「最初の教室の時もさッ、宮代に向かって、お前、男口調だったんだぜ?」


「知るかッ!!」


つい私も口を開く。


でも、傘を操る手は休めない。


「ははっ、本当に無意識なのかよ?」


「...ッ!!」


つばぜり合いになって、お互いの力比べとなった。


「俺...約束したんだ」


「ぁあ?」


「教室での俺の相手、知らないだろ?...俺の一番の友達だったんだ」


「...」


「俺はそいつと約束したんだ。こんな制度、絶対廃止させてやるって...な!!」


光希が私を押し飛ばす。


やっぱり、所詮は男と女。


力では勝てない。


でも...。


「ウチだって...」


「!!」


「綾瀬と約束してんだよッ!!!」


力では勝てなくても、速さでは...!!


ガッ