げーむ

いよいよ綾瀬が出て行く番になり、綾瀬が立ち上がる。


久しぶりにその鎌を見た。


既に血はもう乾ききっていたし、綾瀬も何かで拭ったのだろう。


それでも赤い印は消えてはいなかったが。


「じゃ、行くね」


私に背を向けたまま綾瀬が言った。


「うん」


「...」


「?」


「美崎」


綾瀬が振り返った。


「お願いだからッ...死なないでねッ!!」


「...!!」


私が言葉を返す前に綾瀬は食堂の扉に消えてしまった。


そして残りは私1人となった。