げーむ

「...では、4番目の方」


「...ふぅ」


梅くんがため息を吐いた。


「では、お先ですね」


「うん、頑張って」


「絶対に生き残ってね!」


「...はい」


弓道部の部室から持ってきたのか、弓矢を持った梅くんも食堂を出て行った。


「...私達だけになっちゃったね」


綾瀬が呟く。


私が頷く。


「あのね、私は美崎を見つけても...そういう事はしないから、安心して!」


必死になって綾瀬が私に言っている。


そういう事。


殺しに行かないという事か。


「うん...ウチも綾瀬を見つけても、しないよ」


何故か。


私は「そういう事」という言葉さえ使えなかった。


それでも綾瀬は、笑顔で頷いてくれた。