げーむ

「それは、間違いなく横田くんのいたずらだよ」


「どうして...断言できるの?」


うーん、と綾瀬は考える素振りを見せて、こう言い切った。


「難しいことは考えない方が楽に生きられるんだよ」


「...はぁ?」


意味の分からない解答の真意を問いただす前に、食堂の扉が開いた。


その瞬間、私の頭は次の試合のことしか考えられなくなった。


このことはまた後で聞けばいい。


頭でそう勝手に判断して、私は食堂の扉の影の人物に関心を移した。


扉から入ってきたのは紛れも無いこの学校の校長だった。


「...ッ」


皆が息を呑んだのが分かった。


他の先生もぞろぞろと入ってきて、校長にマイクを手渡した。


校長はまず一礼をして話始めた。