げーむ

「そういうことなら、もう覚悟は出来てる」


宗佑は私達に背を向けて、歩き出した。


「だてに、ここまで生き残ってねェっつの」


「...宗佑」


宗佑にだって宗佑なりの覚悟はある。


それは私達も、由紀達も同じだろう。


「宗佑ッ!」


「んー?」


「ウチ...らも!その覚悟あるから!!」


「...おぅ!!」


宗佑は笑って、私達に手を振った。


私も軽く手を振った。


右手には宗佑がくれた飴の包み紙を握っている。


その紙を制服のポケットに入れようとした。


カサ


「...?」


ポケットに他の何かが入っているようだ。


中身を取り出した。


「...!!?」


驚いた。


だって、それは私が右手に握っていた包み紙だったから。