げーむ

私と綾瀬が飴を口の中で転がし始めた頃、梅くんはやっと林檎の飴を取った。


『そんなに悩むことか...?』


内心思いつつも口には出さなかった。


「あ」


と、宗佑は思い出したように話しだした。


「で、C組の奴らの事なにか知ってる?全然来る気配がないんだけど」


「...」


私達が急に静かになったのに、宗助は続ける。


「まだクラスでやってるとか?でも、そんなに時間かかるもんかなー?」


「C組は」


宗佑を遮り口を開けたのは梅くんだった。


「C組は...3人とも来ません」


「え、何で?」


「それは...」


「3人共逃げたの。でも、捕まったの」


そう言ったのは綾瀬だった。


「逃げた?なのに捕まった?」


「うん」


「でも捕まっただけなら、今から連れてこられるかもよ?」


今度は綾瀬も黙ってしまった。


「捕まったっていうのは...捕獲じゃないの」


私は静かに言った。


「排除なの」