げーむ

「私がずっと守り続けてもらうのは昨日まで。今日からは私も美崎を守るよ」


だから、と綾瀬は続ける。


「美崎も私をいっぱい頼ってね!」


あぁ...。


私はバカだった。


何も一方的に守らなくてもいいのだ。


一方的に愛を送らなくてもいいのだ。


こちらが与えたように、あちらからも返してもらえばいい。


守ったなら、守ってもらえばいい。


こんな簡単な事に私はずっと気づけなかった。


私は膝をついた。


綾瀬が優しく支えてくれた。


「美崎...今までずっと1人で守ってくれてありがとう...!」


「!!」


ありがとう。


この言葉の重さ、有り難味、意味、を私は初めて知った気がした。