げーむ

今回つれていかれたのは、食堂だった。


いつもは賑やかで人で溢れているのに、今日はその広すぎる空間がなんだか寂しかった。


「空いている席に座って下さって結構です」


先生はそう言ってにっこりと笑った。


私がすぐ近くにあった椅子に手をかける。


すると、綾瀬がその隣に、梅くんがその向かいに座った。


私達が座るのを見届けてから先生は食堂から出て行った。


「...説明とか言ってたよね?なんかルールが変わったのかな?」


「さぁ...?」


「もしルールが改変したのだとしても...変わらない所は変わらないでしょうね」


「...」


「ちょ、梅...なんか暗いよ」


「でも本当の事ですから」


綾瀬が口を開こうとした時、食堂の扉が開いた。


入ってきたのはA組の代表者であろう3人だった。


腰に手を当て、いかにも不機嫌そうなのが、川島由紀。


その後ろで辺りをキョロキョロと見渡しているのが、永妻恵理子。


この場の雰囲気に合わず欠伸までしているのが、横田宗佑。


...まぁ、見るからに好意的ではない。