げーむ

「先生は、無駄死になんかじゃない...」


「あら、無駄死にじゃなかったら何なの?先生が死んだことで何か得られるものがあったかしら?」


「黙れ...」


「先生も先生が逃がした3人も、逃げなければ生き延びられる可能性があったのに残念ですね?」


「黙れ」


「黙るのは貴方のほうで...」


「黙れッ!!!」


一喝すると、先生も流石に驚いたのか。


少し間をおいてから穏やかに話し始めた。


「貴方。本当に先生の死が無駄じゃないというのなら、これからの振る舞いで立証してみなさい」


「これからの振る舞い...?」


「えぇ、確か最期の時...『俺の分も生きろ』みたいなことを仰られていましたよね?」


「...」


確かに先生は言っていた。


『生きるんだ』


『俺の分も生きて、こんな馬鹿げた制度なんて終わらせるんだ』


私は拳を強く握り締めた。


その手を優しく握った手があった。


顔を上げると、そこには綾瀬がいた。


「美崎...立証してみせようよ」